研究

プロジェクト研究

2010年度

工場進出に伴う地域変容の新旧両市比較分析

研究代表者 伊藤靖徳
研究期間 3年間 3年目

【研究の目的】

鈴木自動車の工場進出が決まった静岡県牧之原市の今後の地域変容過程を、既にトヨタ自動車進出から30年を経過した類似都市愛知県田原市との比較で分析することによって、牧之原市の今後の発展の可能性について検討することを目的とする。本年はまとめを刊行する。

東三河調査と『東三河の経済と社会』刊行

研究代表者 樋口義治
研究期間 3年間 2年目

【研究の目的】

10年前に廃刊となった『東三河の経済と社会』の刊行を望む声が高いので、第7輯を刊行することを目的とする。今年度は各分野に分けて調査やデータの収集を行い、またシンポジウムや研究発表会を開催する。

大規模災害における事前復興の現状と課題

研究代表者 宮入興一
研究期間 3年間 1年目

【研究の目的】

大規模災害に関して、従来行政においては、道路や水道、電気といったインフラ整備や仮設住宅といった、災害復旧を中心に事前計画を策定してきた。しかしながら、中国四川大震災や予想される東南海大地震のような大規模災害においては、村や町の移転といった措置が必要となる場合が考えられる。この場合には単なるインフラの復旧では済まず、災害前の日常生活に戻るまでの見通しが必要となる。また文化やコミュニティ、産業や地域経済といった総合的な復興が要請される。従来災害の事前対策としては、こうした地域復興計画は立てられてこなかった。また大規模災害においては、都市と農山村では、復興事業そのものが本質的に異なるであろうと考えられるので、都市と農山村に分けた事前復興計画を策定し、政策提言を行うことを目的とする。

生活産業資料館新蔵資料の整理と公開

研究代表者 樋口義治
研究期間 3年間 1年目

【研究の目的】

昨年1980年代以前に収蔵した旧蔵資料の整理・展示を完成させ公開させたので、今年度から1990年代以降の新蔵資料(およそ2000点)の整理を開始する。将来的には新蔵・旧蔵資料を併せた図録を完成させ、収蔵資料の歴史的価値を見出し一般の参考に供することを目的とする。