研究

プロジェクト研究

2013年度

過疎地域集落再生に関する実証研究

研究代表者 岩崎正弥
研究期間 2011年度~2013年度 3年間3年目

【研究の目的】

本研究は、外部からの「地域サポート人」(Ⅰターン者も含む)によって、過疎地域住民の意識がどのように変容し、過疎再生に向けてどのように動き出すのかを、全国の事例および実際の活動(参与観察)を通して検証しつつ、広い意味での制度提案をすることを目的としている。本年度は最終年度であるため、成果報告を広く社会に問うことを予定している(場合によれば別途「ブックレット」形式も考慮)。

「感動行政」確立に向けた実証的な研究

研究代表者 戸田敏行
研究期間 2012年度~2014年度 3年間2年目

【研究の目的】

地域行政を経営体ととらえるならば、経済拡張・人口増大から地域住民の精神性や感情形成への経営目標の変化、一方で財源制限、画一的な行政行動様式という経営資源の制限がある。こうした状況に対して、「感動」創造という視点から地域行政の事業評価及び行動原理を見直そうとするものである。

大災害後の復興格差の実態把握に関する研究

研究代表者 鈴木誠
研究期間 2013年度~2015年度 3年間1年目

【研究の目的】

2011年3月11日から2年が経過した。しかし、この2年で被災地域の復興実績に大きな開きが見られるようになってきた。これを復興格差と呼ぶならば、この格差が生じる地域のガバナンスの現状、格差是正に向けた多様な経済主体間での協働の課題などを、現地調査並びに公開研究会を踏まえて検証することとしたい。

地域金融機関の経営と地域の産業構造

研究代表者 打田委千弘
研究期間 2013年度~2015年度 3年間1年目

【研究の目的】

金融審議会「我が国金融業の中長期的な在り方に関するワーキンググループ」では、「我が国金融業の中長期的な在り方について」と題したレポートを平成24年5月に提示しているが、その中で、金融機関の在り方として、「企業向け金融サービスのローカルな展開について」の重要性を指摘している。特に、地域金融機関における地域の中小企業(金融)の機能向上や、地域経済に対する新たな支援の方向性の構築が求められている。
今回のプロジェクトは、愛知県、沖縄県の地域金融機関の現状と産業構造を調査し、地域金融機関の在り方について比較検討することで、問題点と改善の方向性を提示したいと考えている。

足助地区における観光と地域活性化との関係

研究代表者 安福恵美子
研究期間 2013年度~2014年度 2年間1年目

【研究の目的】

豊田市足助地区における観光活動が地域にどのような影響を与え、それが地域活性化とどのような関係性を持つのかについて調査することを目的とする。
2013年度は、全国的にも有名な香嵐渓という観光地を有する足助地区において、観光が地域にどのような影響を与えているのか、なかでも、2011年、愛知県初の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された足助の町なみが、地区における観光活動にどのような変化をもたらしているのかについて調査を行うとともに、地域住民と外部主体の交流の場を実験的に設けることによって、今後の地区における観光交流のありかたについて模索する。

東三河調査と『東三河の経済と社会』第8輯刊行

研究代表者 樋口義治
研究期間 2012年度~2016年度 5年間2年目

【研究の目的】

10年前に廃刊となった『東三河の経済と社会』の刊行を望む声が高いので、2011年度に第7輯として復刊した。本研究は、来るべき5年後(2016年度)の第8輯刊行に備え、必要なデータを収集することを目的とする。今年度は三河港を海側から視察し、その他情報の収集に努める。