研究

プロジェクト研究

2016年度

ガラ紡の技術移転に伴うラオスの社会経済的基盤への影響に関する調査研究

研究代表者 樋口義治
共同研究者 駒木伸比古・天野武弘・高木秀和
研究期間 2014年度~2016年度
3年間3年目
研究地域 ラオス人民民主共和国

【研究の目的】

明治期より昭和30年代まで日本の各地で活躍したガラ紡機を、昭和30年当時までの日本と社会状況が類似していると考えられるラオスへ導入することにより、その工場において技術導入と習得がどのようになされ、技術の伝播がどのようであるかを調べる。
またこの研究は産学共同研究でもあり、海外進出した日本企業の現地労働者を本研究所に受け入れ、技術教育とともにラオス社会についての聞き取りを行うことで共同研究の実を挙げることができる。

手紡ぎ手織りの現代的価値についての研究

研究代表者 岩崎正弥
共同研究者 樋口義治・片倉和人・天野武弘・黍嶋久好
研究期間 2015年度~2017年度
3年間2年目
研究地域 愛知県東三河地域

【研究の目的】

現代社会は科学技術が巨大化・高度化し、我々の日常生活からは大きく乖離する傾向が拡大している。我々はその原理を知らないまま、多くの道具・機械を日常生活で多用し、いわばブラックボックスを抱え込んで暮らすことが普通の感覚になってしまった。その一方で近年、伝統的な技術を学び直し、それを現代生活に活かす試みが見られ始めている。
本事業は、そうした現状を念頭に置きつつ、かつて当該地域で栄えていた木綿に関する技術(栽培・手紡ぎ・手織り等)を現代的な観点から研究し、その活用方法(手仕事・6次産業化の可能性や広義のリハビリ機能)まで視野に入れたプロジェクト研究である。

エネルギー環境の変化と地域

研究代表者 阿部 聖
共同研究者 樋口義治・竹田 聡
研究期間 2015年度~2017年度
3年間2年目
研究地域 愛知県東三河地域、静岡県遠州地域

【研究の目的】

エネルギー環境の変化とその地域社会への影響、エネルギー環境の変化に対する地域社会、とりわけ行政・産業企業・施設農業者などの対応について実態調査し、地域社会においてあるべきエネルギー政策について検討する。

震災復興のための社会経済システムに関する共同研究

研究代表者 西堀喜久夫
共同研究者 鈴木 誠・樋口義治・駒木伸比古・土屋 葉・宮入興一・佐藤正之
研究期間 2016年度~2018年度
3年間1年目
研究地域 愛知県東三河地域

【研究の目的】

長期におよぶ震災後の生活基盤整備、生活の再建、事業の再生を視野に置いた被災社会の再生の論点を明示するための「震災復興の社会経済論」を取りまとめることを目的とする。